FXは為替差益だけでなく、スワップポイントで利益を狙うことも可能です。
しかしながら、スワップポイントはプラスだけでなくマイナスで損失するケースも少なくありません。
そこで、本記事ではマイナススワップの危険性とその対策について、海外FX億トレーダーが解説します。
本記事を最後まで読むことで、マイナススワップがある通貨ペアでも利益をあげる方法がわかるようになりますよ。
- マイナススワップポイントは放置すると危険
- トラリピ・スイングではロスカットになりやすい
- マイナススワップの４つの対策
- 5か月で10万円から1.2億円達成
- ダウ理論でのスイングトレードが得意
- 海外FXの他にもいろいろな投資で分散中
- 米国株、日本株は高配当が中心
- Xアカウントはこちら→カウぼ〜い
カウぼ～いマイナススワップを舐めてたら大損失を食らいますヨ・・・
マイナススワップポイントとは
まずはマイナススワップを知ることで、どんなリスクがあるかがわかります。
この章では、マイナススワップが発生する理由を解説します。
スワップポイントがマイナスになる理由
スワップポイントがマイナスになる理由は大きく２つあります。
政策金利の変動
通貨ペアを構成する２つの国の政策金利の差によってマイナススワップが発生します。
現在は日本の政策金利はどの国よりも低いために、ドル円・ユーロ円・ポンド円などのクロス円をショート（売る）と政策金利の差分を毎日払う必要が出ます。
政策金利は常に一定ではなく、時勢によって変わってくるため、ショート（売り）だからマイナススワップというわけではありません。
為替レートの変動
スワップポイントは政策金利の％によって払う（もしくは貰う）金額が変わります。
そのため為替レートが上昇した場合、％に応じてスワップポイントの金額も増減します。
| ドル円100円（５％の政策金利差） | ドル円150円（5%の政策金利差） |
|---|---|
| 5円（1通貨あたり/年間） | 7.5円（1通貨あたり/年間） |
マイナススワップの塩漬けはロスカットされやすい
マイナススワップを受け続けると、ロスカットされ大損害になってしまう可能性があります。
マイナススワップのトラリピで長期塩漬け
トラリピは一方通行の相場には弱く、ナンピン（相場がポジションと反対方向に進むごとにポジションを増やしていく方法）をすることで、どんどんポジション数が増えていきます。
最初は10,000通貨しか持っていなくても、最終的には50,000通貨となり、受けるマイナススワップも当初の5倍になります。
マイナススワップ額がどんどんダルマ式に膨れ上がっていくことで、自身が思ってる以上に損失額が毎日増えていくことがあります。
スイングトレードでロスカットレートはあがる
スイングトレードで、数か月ポジションを保有していると、マイナススワップを受けるためロスカットレートは上がっていきます。
具体的にドル円で例を挙げてみましょう。
証拠金100,000円の場合（証拠金維持率50%でロスカット）
| 保有日数 | マイナススワップ額 | ロスカットレート |
|---|---|---|
| 0日 | 0円 | 145.00円 |
| 10日 | -2,300円 | 145.23円 |
| 100日 | -23,000円 | 147.3円 |
| 218日 | -50,140円 | 150.14円 |
ドル円のマイナススワップは現在、１万通貨あたり-230円/日です。このマイナススワップで計算すると、上記のようにマイナススワップが累積されていきます。
為替のレートが動かなくても、218日目にはロスカットされるほどにマイナススワップによる損失額が増えます。
このように為替レートが変わらなくても時間経過とともにロスカットレートが上がり、最終的にロスカットされてしまうリスクが大きい点がマイナススワップには存在します。
マイナススワップの４つの対策
非常に厄介なマイナススワップですが、対策を取ることでうまく立ち回ることができます。
この章では、マイナススワップの対策を４つご紹介します。
①マイナススワップポイントのポジションは持ち越さない
一つ目の対策は「マイナススワップのポジションを翌日に持ち越さない」ということです。
スイングトレードやトラリピでは、そもそもマイナススワップの通貨ペアを扱わないようにすることも一つの手段になります。
マイナススワップの通貨ペアのポジションを保有した場合、その日中に決済をするスキャルピングやデイトレードをするようにしていきましょう。
②スワップポイントのある通貨ペアも保持し、相殺させる
２つめは「プラススワップのある通貨ペアも保持して相殺させる」という方法です。
スワップポイントはマイナスだけでなく、プラスで貰うこともできる仕組みです。
そのため、マイナススワップのある銘柄をスイングで保持し続けるのであれば、同じ金額のスワップが貰えるように複数ポジションを保有するようにしましょう。
| プラススワップ通貨ペア | マイナススワップ通貨ペア |
|---|---|
| ドル円・ユーロ円・ポンド円ロング トルコリラ円ロング ユーロドルショート 豪ドルニュージードルショート | ドル円・ユーロ円・ポンド円ショート メキシコペソ円ショート ポンドドルショート 豪ドルオーストラリアドルショート |
カウぼ～いプラススワップだけを狙って、利益を獲得する手法もあるよ！詳しくは以下の記事を参考にしてください。
③スワップポイントが０円の業者を使う（スワップフリー）
３つめは、そもそもマイナススワップが存在しない業者を利用することです。
海外業者の一部にはスワップがプラスもマイナスも掛からない業者が存在します。
その中でも安全面で信頼のある業者を使うことで、マイナススワップの影響を受けずに取引を行うことができます。
海外FXで人気ナンバー１の「XM（KIWAMI口座）」
XM（KIWAMI口座）では、一部の特定通貨ペアに関してマイナススワップを受けることがありません。そのため、スイングトレードで取引したいときに最適なFX業者と言えます。
XMは海外FXの業者の中でも人気度が最も高く安全面の高い業者として知られています。
スワップフリーのパイオニア：「Exness」
Exness（エクスネス）は世界で初めてスワップフリー口座を導入し、スワップポイントが存在しない世界線を作り出したパイオニアです。
iFOREXほど歴史のある会社ではありませんが、XMと同時期に設立した会社でもあります。
事故歴が少なく、Exness（エクスネス）も安心感のある海外FX業者でしょう。
④マイナススワップが少ないFX業者を選ぶ
最後は、マイナススワップを少なくして影響を最小限に留める方法をご紹介します。
国内FXのみで運用したい場合は、残念ながらスワップフリー口座は存在しないため、極力マイナススワップが少ないFX業者を選ぶことでダメージを軽減することができます。
ここでは２つだけ国内FX業者をご紹介します。
業界取引ナンバー１水準の「DMMFX」
DMM FXは国内FX業者の中でも口座開設数が多く人気ナンバー１の業者です。
その人気の理由は、高いスワップポイントと極狭なスプレッドで、取引を優位にしてくれるからでしょう。
また、DMM FXのツールは他の業者と比べ物にならないくらい使いやすいので、口座を一つ持っておくと便利です。
1,000通貨単位で売買可能な「LIONFX」
LIONFXはヒロセ通商が提供する国内FX業者で、1,000通貨単位で売買することが可能です。
1,000通貨単位で売買が可能なため、少ない証拠金でも運用することができます。
また、スワップポイントも優秀なため文句なしのランクインです。
この記事でも、スワップポイントの比較をしていますので参考にしてください
マイナススワップが発生した時の確定申告（税金対策）
マイナススワップポイントはFXをしている以上、必ず避けては通れない仕組みです。
ですが、確定申告をすることで資産の減少を抑えることができますので、その方法を２つ紹介します。
マイナススワップをほかの差益で相殺させる
１つめは「確定した利益額分をマイナススワップを確定させて、相殺させる」方法です。
為替差益があった場合は国内FXであれば20.135%の所得税、海外FXであれば累進課税を支払う必要があります。
取引のあった年度内であれば、マイナススワップを吐き出して相殺することで支払う税金を少なくできます。
カウぼ～い「損出し」なんて表現をしたりしますよ！
この方法はFXに限った話ではなく、株式トレードで含み損を確定させて利益を相殺させるなど広く知られている方法です。
損失繰越をする
２つめは、損失を繰り越して翌年以降の税金を軽減させる方法です。
FXの損失は上場株式の譲渡損失とおなじように、翌期以降３年間にわたり繰越すことができます。
この場合は確定申告が必須で損失が発生した場合でもしっかりと確定申告をしておきましょう。
その年の利益分で相殺できない場合は繰越控除を利用して将来の利益から相殺させる方法となります。
マイナススワップに関するよくある質問
最後にマイナススワップがきついと言われる点に関して、よくある質問をまとめてみました。
スワップポイントがマイナスになったらどうなりますか？
スワップポイントはプラスもマイナスもある仕組みです。マイナスの場合は、毎日スワップポイントを支払う必要があります。詳しくは本記事中「マイナススワップポイントとは」を確認ください。
スワップポイントがマイナスでも確定申告はできますか？
マイナススワップポイントは、為替差益と相殺して所得税の確定申告ができるルールになっています。 つまり、マイナススワップの分だけ確定した利益を減らすことができます。
一方で、為替差益よりマイナススワップが上回った場合は、確定申告をすることで３年間の繰越控除を受けることができます。
スワップの付与日数が0日だとどうなる？
FX業者のスワップカレンダーでその日のスワップポイントが「0円」もしくは「-」となっている場合は、スワップポイントがありません。
なぜ０円の日があるのかを知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
マイナススワップを減らすにはどうすればよいですか？
マイナススワップポイントを減らす方法は「複数通貨ペアを保持して、プラススワップを受け取る」ことでトタルでマイナススワップを減らすことです。
詳しくは本記事中の「②スワップポイントのある通貨ペアも保持し、相殺させる」を確認ください。
まとめ：マイナススワップはきついので、対策が必須！
マイナススワップは保有する通貨ペアや保持量によって、まるでボディブローのようにじわじわと証拠金を失っていきます。
為替差損が仮にある場合はダブルで損失を被ることになるので、対策が必須となります。
個人的には最強の対策はスワップフリーのある海外FX業者を使うことが、最適解かと思います。
プラススワップポイントも貰うことができませんが、マイナススワップポイントの影響も受けないので安全にトレードをすることができます。
カウぼ～いスワップフリーのある海外FX業者でおすすめは「XM（KIWAMI口座）」と「Exness（エクスネス）」です。
「海外FXを聞いたことがない！」「なんか怖い！」という人は、国内FXと海外FXの違いについて詳細に解説している記事がありますので、参考にしてください。
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